面会交流は親子の安定交流が先行

こどもにとって周りの大人たちの緊張関係に巻き込まれることは大きなストレスになります。他方、周りのたくさんの大人と交流することにより、見守られ、可愛がられ、褒められることはこどもの幸せである。また、こどもは自分のルーツに関心を持つので祖父母との交流はこどもにとってものぞましいといえます。

しかし、将来的には、親族の構成人数が減少していくことに照らすと、こどもの愛着の対象が広がるように、祖父母も有用な社会資源として面会交流に参加できる道を目指すのが妥当といえます。しかし、父母が祖父母の意向に縛られて、自己決定ができないことからくる問題は面会交流事例では頻繁に起きている。自身の面会意欲というより、面会親方祖父母の要求で面会を求めてくるケースもあります。また、面会交流に祖父母が直接介入してくるため、祖父母が動きを封じてくるということもあります。

 

母が未熟で祖父母から依存から自立できなかった事例も存在することがあり、祖父母に面会交流という概念がない旧世代という問題も指摘されるものがあります。