弁護士をしていますと、相手方の同意のない別居に接することがありますが、こうしたことはこどもの心情を傷つけるものであるといえます。そうした傷ついた心情をケアするためには、やはり喪失した両親と定期的に会う機会を与えるということが大事ではないか、と思います。私、服部勇人弁護士は、共同監護論者ではありませんが、チルドレンファーストで考えるべきであると思っており、子の福祉に、「母親の利益」や「父親の利益」を過度に充填するのはいずれも相当ではないと思っています。
そういう意味では、多くの論文をみても、やはり一定の意図があるな、と手垢を感じてしまいます。
こどもの最善の利益というのは、大人の視点ではなくこどもの視点から論じるべきです。弁護士や調査官の論考は、結局、裁判時の断面的なものをもって一般論に置き換えており、長く継続する面会交流の有用性ということを失念しているのではないか、と思うところがあります。こうしたゆきすぎが良識のある裁判官には違和感を与え、福岡での親権者変更事件や松戸支部での男性が親権を取得する判断につながっているものだ、と思います。弁護士は対人援助業ですが、やはり面会交流は、父母間の信頼関係をベースに行われるものです。この距離のとり方が監護親において極端かつ一方的だな、と感じる点が増えているのではないかと思います。お子さんがワクワク、待望する面会交流を架橋するのが私たち弁護士の仕事であり、このことを忘れている者が余りにも多い、と思います。一例を挙げると、ママレード・ボーイというコミックがありますが、これは古来の哲学に着想を得たものではないかと思っていますが、2組の夫婦がパートナーを交換してしまい、こどものためにこどもを含めた4名で同居するという、ぶっとんだ家庭像を描いていましたが、こどもも柔軟性がありますから、過度なシャットダウンはこどもの心情を傷つける面もあることもあります。現在、諸外国では、「離婚後の親教育」がテーマになることが増えてきました。大韓民国しかりです。
離婚というのは、多かれ少なかれ父母が傷つくものでしょうが、それで意趣返しをしたり、いたずらにこどもに悪影響を与えたりするようなことのないように、それがこどもたちの強い、強い願いだと思うのです。是非、お子さんが何か、話したがっているときは、常に耳を傾けてあげてください。個人的には、死別の母子家庭に育ったことから面会交流にも力を入れ、家庭事件を得意としております。
服部勇人弁護士は、名古屋市の八事生まれ。八事東小学校、御幸山中学校まで地元・名古屋で過ごし在学中に司法書士資格を取得し登記事務にも精通している。
立命館大学大学院の進学に伴い、金閣寺の裏の西園寺キャンパス、二条城に近い二条キャンパスといった世界遺産に囲まれ、伝統と革新が共存した平安の街で日本の伝統を感じながら、法律実務の勉強。立命館大学大学院を修了し1 回で司法試験をパス。司法修習中は埼玉県の和光市に居住。長年、JC、中小企業家同友会の青年同友会に所属。
旅行、音楽、ワインが大好きです。その他、読書、美術館めぐりもします。
最近は、フランスやスペインを旅しました。フランスのボルドー地方では、ワイン作りの見学をさせていただきました。ワインというのは、「天・地・人」がそろって初めておいしいワインができるというところには私たち弁護士にも通じる職人芸を感じました。
北海道の知床に行ってきたことがあります。船から遠くに熊を見つけることができ驚きでした。本州とは趣の異なる狩猟山岳文化やロシアの影響を感じとることができました。自然豊かでゆったりできる場所が好きです。
それぞれの地域には独自の文化がありそういうものに触れるのが大好きです。
事務所名 | 名古屋駅ヒラソル法律事務所 |
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所在地 | 〒450-0002 名古屋市中村区名駅5丁目6-18 伊原ビル4F |
アクセス |
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TEL | 052-756-3955 |
設立 | 2013年6月 |
業務時間 | 平日・土曜:午前9時~午後6時 ※打ち合わせ、法律相談は予約制で日も対応しております。 |
代表弁護士 | 服部勇人(愛知県弁護士会) |
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