小学1年の面会交流

小学1年生の面会交流

小学1年生の面会交流は1つは、最初は緊張していたが、リリースされて楽しく遊べるタイプ、いわゆる開始期抵抗型と、パパはどこと駆け寄るような再開期待型があると分類されている。

 

開始期抵抗型は、愛着性の分離障害が影響していることが多く監護親から離れたくないという心理的経過があるのです。ところが、面会交流を通じて、パパさんの方からも愛着を得られると、柔軟に面会を再開していくことになります。このように初回の面会交流は、開始期抵抗型もあるので、なかなか難しいのです。そして分離不安のみならず忠誠葛藤が支配している可能性があるのです。再開期待型のこどもは面会交流の際に「やっと、パパに会えた」と感想を漏らすこどももいます。

 

もっとも、小学1年生くらいのこどもがいる場合、元夫婦は10年弱の婚姻生活があり、様々な解決すべき課題がある可能性があるのです。こうした法的問題の解決のために面会を中止せざるを得ない場合もあります。面会交流の後に夜尿をすることもありますが、必ずしもいずれかの絶縁を望んでいるわけではないといえます。こどもは感情もやわらかく相対的です。中には「お母さんをいじめるお父さんは嫌いだけど、僕と遊んでくれるお父さんが好きでもいい」と話すこどももいます。

 

また、祖父母に問題がある場合もあります。離婚では、父母よりも祖父母の方がハレーションが大きくなります。その祖父母に全面的に生活を依存しているママさんとしては、実家の意向に左右され面会交流の実施は困難に直面することが多いと解されます。